ドイツテレコムがM2M開発者向けのコミュニティを立ち上げ
欧州最大のテレコム企業であるドイツテレコムが、M2Mソリューションの開発者向けのコミュニティである、”Developer Garden“をオープンさせました。
Deutsche Telekom’s Developer Garden platform opens new M2M Developer Community – http://www.developergarden.com/m2m/home – for machine-to-machine (M2M) communication solutions developers.
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この記事を下記に抄訳しておきます。
ドイツテレコムがM2Mアプリケーションの開発/流通コミュニティ・プラットフォームを立ち上げた。このコミュニティではM2MのプログラミングガイドラインやAPI、開発ツール等にアクセスできる他、開発したM2Mアプリケーションの販売をすることも可能。
本コミュニティプラットフォームは、世界中のM2M開発者にとっての駆け込み寺的な役割を担うべくデザインされている。この取り組みによってドイツテレコムのグローバルM2M戦略はさらに一歩前進することができるだろう。今現在、約50億と言われているM2Mデバイスは2020年には10倍の500億まで達すると見られている。
今後は、M2M開発環境のさらなる充実を図り、既存のAPIやソフトウェアとのマッシュアップによる新しいアプリケーションの開発も期待できるだろう。
欧州最大のテレコム企業であるドイツテレコムが、M2M開発環境や開発者向けのコミュニティの提供をしているという点が非常に重いというか、意義のあるニュースだと思います。ドイツテレコムの狙いとしては、M2Mをさらに発展させることで通信部分での収益を伸ばすことでしょうか。
しかし、M2Mで使用される回線数を増加させるために、アプリケーション開発者の支援、SDKの提供、さらにはM2Mアプリケーションを流通させるプラットフォームまで用意するというのは、かなり先まで見据えたM2M成長戦略だと思います。腰を据えて本気で取り組んでいるというのがひしひしと伝わってくる気がします。
日本でも今後同じような取り組みは見られるといいですね。やはりM2Mの発展に必要な要素の一つはAPIの標準化ですから、このような形で広く開発者が利用できるプラットフォームが整備されて欲しいと思います(やるとしたらソフトバンクあたりかなw)。