m2m box

M2M/IoTの情報プラットフォーム

By

71%が「M2Mは新分野のビジネス開発に役立つ」 | ZDNet

自動車、交通機関、物流、エネルギー、ヘルスケア等の分野において特に目覚しい発展を見せているM2Mですが、実際のところどうなんでしょうか?というわけで今日紹介する記事は、「会社としてのM2Mへのビジョン、現在の利用状況、そして将来的な予定に関するアンケートへの回答結果」についてです。

引用元: 71 percent say M2M is about developing new business opportunities | ZDNet.

これは僕もM2Mに関連する仕事をしていて感じることですが、M2Mの重要さはよく理解しているけれども、いざ実際に利用するかとなるとまだ時期尚早というか、周りの状況をよく見極めてから決めたいというのがまだ多数を占めているようです。

アンケート結果から見える、M2Mに関する見解についてですが、約32%がM2Mは integral(なくてはならない)と答えています。それに加えて約10%が重要であると回答しているので、計40%強はM2Mを重要なテクノロジーであるという認識を持っていることになります。

地域毎のM2Mに対する視点ですが、「重要」「非常に重要」と答えている割合が一番多いのは欧州。次いでAPACになっています。M2M市場として成熟期に入ってきた欧州に対して、APACはまだまだこれからです。今後のM2M市場の伸び率はAPACが最も高いと予想されているので、ここは大いに期待したいところです。

テクノロジー別の利用状況においては、やはりエネルギー関連が多いですね。これは日本でもBEMS、HEMSなどという言葉が一般的に聞かれるようになってきたことからも分かりますね。あとはスマートメーターですね。自動車関連でもやはり、テレマティクスという使い方でかなり一般的にも普及していますね。

センサー等で集められたデータをどのようにサーバーに上げるか、という部分のコミュニケーション技術ですが、これは携帯回線がやはりトップ。どこでも利用できる強みもあるし、設定も基本的に不要ですから、お年寄りの使う健康器具等でも利用が進みやすいという利点もあります。

「M2Mで何を実現したいのか」。この結果は正直言って意外でした。 Cost savings(経費の削減)辺りがトップに来るかと思っていたんですが、「新規ビジネスの開発」というのが最も重要視されているんですね。約71%ほどがそう回答しています。意外だったとは言え、いい意味で予想を裏切られました。コスト削減というまぁ需要ではあるけどある意味後ろ向きな「カイゼン」よりも、M2Mによって新しい価値を生み出そうという動きは評価に値すると思います。

そして、それ程期待されているM2Mが、なぜまだそれ程利用されていないのかという分析は、「まだ十分成熟した市場ではなく、(そのせいもあり)導入コストが高い上、ビジネス的に逼迫した需要がない。さらにM2Mというソリューションの複雑さやセキュリティに対する懸念もある」ということから、導入に二の足を踏む企業が多いようです。逆に言えばその辺りを解決できれば導入は進むんでしょうね。今の段階で解決できるものもあると思うので、この辺りは十分留意しておこうと思います。

なかなか面白くて有用な分析だったと思います。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - 71%が「M2Mは新分野のビジネス開発に役立つ」 | ZDNet
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Share on LinkedIn

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です