m2m box

M2M/IoTの情報プラットフォーム

By

M2M陣営は二極化か – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)

記事タイトルが興味深かったので取り上げました。
中の人的には、二極化よりも多極化が進むと思っています。

M2M陣営は二極化か – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース).

通信キャリア(あるいはそのアライアンスなど)に的を絞って、二極化が進むのか?と言っているわけですが、GMAがあり、ジャスパー陣営があり、またVodafoneのように独自プラットフォームを持つ陣営ありと、現時点では二極化どころか多極化真っ盛りといったところでしょうか。

とは言え共通している点は、「プラットフォームを押さえる事」でしょう。

プラットフォームというとかなり幅も広いし曖昧な言葉ですが、通信キャリアが提供するM2Mサービスにおけるプラットフォームというのは、あくまでSIMカードから発せられたトラフィックを集約させるゲートウェイという意味でのプラットフォームという意味でいいかと思います。

ジャスパーしかり、T-Mobileしかり、ボーダフォンしかり。それぞれ(ジャスパー・ワイヤレスは通信キャリアではなく、プラットフォーム提供事業者)が独自のプラットフォームを「価値」として展開しています。やはりここでもプラットフォームを押さえたものが勝つという構図は同じようです。

最終的には、ジャスパー陣営、大手通信キャリア独自のプラットフォームが2つほど、その他プラットフォーム提供事業者が提供するものがせいぜい2つ程度、合計5つ(五極化?)くらいに落ち着くんじゃないかと、中の人は勝手に予想しています。

ジャスパーは間違いなく残るでしょうし、今後勢力を拡大していくことでしょう。今後 eUICC のようなプログラマブルSIMがきちんと規格化されてくれば尚の事、キャリアに依存しないプラットフォームの役割というのは大きくなってくることでしょう。現時点では同じプラットフォームを利用していても、国が異なれば基本的に現地のSIMに差し替えての運用となるケースが多いようですので、その辺が解消されれば、キャリア主導のM2MにおけるM2Mプラットフォームのデファクト・スタンダードになるのでは?なんて思います。

そしてボーダフォンやT-Mobileを始めとする大手通信キャリアが独自に提供するプラットフォームも、一定以上生き残ると思います。ただし規模の大きな通信キャリアに限定されるでしょう。従って、ボーダフォンのように、加入者が大変多くグローバルでのリーチも広いキャリアに限定されるでしょう。

あとは、ジャスパー「以外」としてプラットフォームだけ提供するところですね。エリクソンなんかこれに当たるでしょうか。
これは線引が難しくて、例えば日本のシステムインテグレーター各社もいわゆるM2Mプラットフォーム的な基盤を持っています。そしてその基板上で(クラウドサービスとして提供している)アプリケーションを実行し、データを大量に収集し、ビッグデータ解析まで提供する、というのがトレンドになっています。そういったところもプラットフォーム提供者としてカウントするかどうかというと、迷いはありますが、僕はカウントしていません。というのも、SIerさんの狙いはあくまでビッグデータにあるからです。プラットフォームの提供は手段であり目的ではないから。そういう意味で、SIerさんの差別化部分は、ビジネス・インテリジェンスであるとか、イノベーティブなビッグデータへの取り組みだとか、そういったところになろうかと思います。

そういうわけで、M2M陣営は二極化とは逆にある程度の多極化が定着するのでは?と思っています。
ユーザーはどれを選択すればいいのか分からなくなりそうですが、今後はそのあたりをキッチリとコンサルできる人ってのが必要になってきそうですね。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - M2M陣営は二極化か – WirelessWire News(ワイヤレスワイヤーニュース)
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Share on LinkedIn

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です