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IoTは夢物語… | Computerworld

IoTなど夢物語であるという主張を紹介します。週の初めの月曜日から夢のないお話ですみません。

Why the Internet of Things may never happen (Part 2) | Computerworld.

あらゆるモノがインターネットに繋がる「IoT」によってバラ色の未来が開けているかのように言われていますが、この記事はそれに真っ向から異を唱えます。

前回のエントリー「誰がIoTの「神プラットフォーム」を作るのか | Forbes」で、IoTに欠けているのは統合プラットフォームだと述べました。デバイス間のインターフェースやプロトコルの違いなどを吸収して、あらゆるモノを繋ぐハブに成り得るプラットフォームが必要だと主張しました。

つまり、いわゆる「神プラットフォーム」が無ければ、IoTの本当の意味での成功は難しいと思われます。
今日ご紹介している記事は、もう少し具体的な以下の2つの理由から、いわゆるユニバーサルなIoTは夢物語であるとしています。

1. 標準化の欠如
2. セキュリティ

1. 標準化の必要性はIoTプラットフォームの必要性とほぼ同義と言っていいかと思います。理想としては、あらゆるデバイスが標準化されたIoT向けのプロトコルに則って通信やデータの共有、お互いのコントロールなどを行うことですが、現実的にそれを整備するのは非常に困難と言えます。

既に各メーカーが独自の規格でIoTを実現しつつあり、また同時にIoTのスタンダード化を推進するグループも多数乱立している状況です。現時点で合意されたユニバーサルスタンダードのようなものは全くありません。むしろ心配なのはメーカー毎の独自性を売りにした囲い込みが行われてしまうことです。A社のモノはA社のモノとしか繋がらないという事態になれば、IoTで得られる果実の魅力は極めて限定的になってしまいます。

2. セキュリティについてもその懸念は大きいです。例えば最近、UNIXのBashに脆弱性が見つかりました。多くのIoT機器はLinuxベースだったりしするわけで、何億台、何十億台にもなる様々なIoT機器が攻撃の危険に晒されると、その被害の大きさや深刻さは推して知るべし、でしょう。

セキュリティの問題も、標準化と並んで「解決不能」ではないかと、本記事は見ています。

それらのことを考慮すると、現実的なIoTはどのようなものになるでしょう。
IoTというコンセプト自体は存在し、ユーザーにそれなりの利便性は提供するでしょう。しかしそれは極めて限定的で、メーカーの独自方式に依存した形でのデータの交換やコントロールなどが可能で、いわゆるユニバーサルなIoT規格によるデータの自由なやり取りなどは実現不可能です。そしてIoTは人々の生活を良くするために役立つこともあれば、逆にセキュリティの脆弱性により、社会に損害を与えてしまうことも、このままだと多く発生するでしょう。これが今考えられる最も現実的なIoTの世界です。

ポイントはここでもやはり、ユニバーサルなIoTプラットフォームという事になりそうです。「神プラットフォーム」を誰が作るのか。IoTはこのまま不完全燃焼で終わってしまうのか、それとも本当に社会に根を張り人の生活を変えていくのか?今が正に正念場という気がします。

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