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Apple SIM は eSIM プラットフォームを牛耳るのか – TechCrunch

またもタレコミ頂きました。その名も Apple SIM。リクエスト下さいましてありがとうございます。

Appleが作ったSIMカードは、AT&TとSprintとT-Mobileを切り換えられる – TechCrunch.

端的に言うと、先日発表の合った iPad Air 2 に付属するApple SIMを使うと、米国と英国において複数の通信キャリアのプランを自由に選択して利用することができるというものです。

これ、いわゆるeSIMと同じ仕組みで実現しているんでしょうか?

現時点ではその詳細は分かっていないようです。実はAppleって、SIMの書き換えに関する特許を取得しているんですよね。

Patently Appleというサイトに少し詳しく紹介されていますし、またUSパテント番号「20120331292」で直接その特許の情報を参照できます。特許関連文書なので、読みにくいことこの上ないですが、一応参考まで。

というわけで、AppleはSIM書き換えの技術を独自に開発し、特許を取得して、そして今回発表された iPad Air 2には書き換え可能なSIMが実装されていると。GSMAが推進するいわゆる eSIM と、この Apple SIM は恐らく似て非なるものかなと推測します。そして今回Appleが実装したものは多分Apple独自のテクノロジーなのではないかと思っています(完全に推測です)。

このブログで以前から主張しているように、M2M/IoT時代が本格的に到来し、このApple SIMのようなものが普及すると、通信キャリアのこれまでのビジネスモデルは崩壊します。通信キャリアはこれまでのように収益の計算ができなくなり、自ら主体的にビジネスをリードしてきた立場から一変して、ユーザーやデバイスメーカーなどから選ばれるのを待つというモデルに移行し、キャリアの一層の土管化が進むでしょう。もちろん各キャリアはそうならないように色々な策を練っているわけですが、私の感覚ではこの流れは増々加速しています。

eSIM実現を困難にしている事由の一つは、キャリア間の利害関係の調整です。その点Appleは音楽業界の複雑な権利関係を一気に解きほぐし、音楽流通の一大プラットフォームを構築したという実績があります。また、圧倒的な端末シェア(iPhoneおよびiPad)というアドバンテージを最大限活用すれば、ひょっとするとAppleがキャリア選択の商流を牛耳ってしまう可能性も十分ありそうです。eSIMのプラットフォームをAppleが抑える。あり得ない話では無さそうです。

この業界、ますます目が離せなくなってきました。
ではまたお会いしましょう。

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