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チャイナユニコムが Cubic Telecom を採用 | M2M World News

M2Mの巨大成長市場として熱い注目を集める中国。

中国にはいわゆる大手と言われる国営通信事業者が3社あります。チャイナ・モバイル、チャイナ・ユニコム、チャイナ・テレコム。みんな名前が似ていていつも混乱するんですが、チャイナ・テレコムはKDDIと同じCDMAを採用しています。加入者数ベースで見ると、ボーダフォンやAT&Tを凌いでチャイナ・モバイルが世界最大のモバイルキャリアだと言われています。チャイナ・ユニコムは、ボーダフォンに次いで世界3位とか4位の規模と言われています。中国のキャリア、圧倒的です。

その中国3大キャリアの一つ、チャイナ・ユニコムが、M2MのプラットフォームとしてCubic Telecomを選んだというニュースをご紹介したいと思います。

Cubic Telecom signs global agreement with China Unicom to deliver M2M solutions | M2M World News.

既に述べているように、グローバルM2M通信においてはプラットフォームの役割が非常に重要になってきます。通信を取りまとめて管理し、一元的にコントロールすることのできるプラットフォームを用意することが、M2M事業者としての差別化に直接繋がります。

このプラットフォームには大きく分けて2種類あると言えます。ひとつは通信事業者自身が用意するプラットフォームです。ボーダフォンのGDSP (Global Data Service Platform)などはこの例です。そしてもう一つはプラットフォーム専業者が用意するプラットフォームです。代表的なものはJasperでしょう。ちなみにチャイナ・モバイルはJasperユーザーだそうです。

そして本題のCubic Telecomは、後者のプラットフォーム専業者にあたります。

恥ずかしながら筆者はこの記事で初めて Cubic Telecom の名前を知りました。QualcommやSierra Wirelessなどの著名な企業がインベスターとなって設立されたアイルランドベースのプラットフォーマーです。独自のSIMを持って、いわゆる書き換え可能なSIMを発行しています。つまりこのプラットフォームでeSIMのプロビジョニングをしてSIMを現地化することで、グローバルM2Mを安い現地レートで実現できるというわけです。

また特長として面白いと思ったのは、Split Billingにちゃんと対応していることや、Wi-Fiとのシームレスなデータのハンドオーバーにも対応していること。通常こういったプラットフォームではいわゆるモバイルキャリア回線のデータしか収集・管理できない事がほとんどだと思いますが、言うまでもなくM2MにおいてはWi-Fiが使われることも多いわけです。それをいちいちモバイル回線の載せずに直接プラットフォームに流し込んで管理できるというのは、ちょっと他には無い特長ではないかなと思います(もしあればご指摘いただけるとありがたいです)。

主なユーザーとしては、オーストラリア最大手のスーパー、ウールワースや、テスラモーター、それからHPのMobile Connectが例として挙げられています。

以前このサイトで「HPが通信キャリアやMVNOのM2Mビジネス拡大をサポート | ビジネスネットワーク.jp」という記事を紹介しましたが、ひょっとするとそこに採用されているのかな。これは未確認ですが。

プラットフォームとしては後発だと思いますが、チャイナ・ユニコムを押さえたのはかなり大きなインパクトがありそうです。これを機に、成長が著しいアジア市場への本格参入となるか。今後の動向に注目したいと思います。

ではまた。

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