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M2M講座 第1回 – M2Mの全体構成を解説する

本講座の第1回目ではM2Mの全体構成を示し、それぞれの構成要素について解説するところから開始したいと考えます。

そもそもM2Mとはなに、とか、M2Mがどのように使われているかわからない、という部分の説明はすっ飛ばしています。(そこはわかっている人がこのサイトを見に来ているという前提です。もし、そこから説明してほしいという要望が強いようなら、そのような文章を掲載することもあとから考えますが。いまはすっ飛ばして説明を進めます。)

下に示した図が、M2Mの全体構成図です。これは、各装置が携帯電話用の無線通信を利用する形の、もっとも「典型的」なM2Mの構成図となります。むろん、M2Mというのは、この形態のみにとどまるわけではありませんが、この連載は、主にこの形態で表されるシステムを対象に進めていきたいと考えています。
Configuration

図を説明していきましょう。
まず一番左には、遠隔制御・遠隔監視の対象となる機器というものが置かれます。これは、たとえば自動販売機であったり、工作機械、建設機械、エレベータなどの、M2Mによって制御・監視の対象となるさまざまな装置です。

その次に、通信端末が置かれます。通信端末と遠隔制御・監視の対象の機器との間は、ローカル通信で接続されます。ここでいうローカル通信とは、EthernetやRS232、USB、WiFiやZigBeeなどを意味します。この通信機は、この図の前提では、携帯電話用のデータ通信に対応した無線通信機ということになります。
そして、その通信端末は、携帯無線通信の機能を実装するために「通信モジュール」を搭載することがほとんどです。
また、通信端末には、通信キャリアから提供されるSIMが搭載されます。

真ん中に位置するのは、携帯電話サービスを提供する通信キャリアです。各通信端末が行なう無線通信は携帯通信キャリアのネットワークを経由することになります。通信キャリアは、無線通信サービスを提供するとともに、その通信の利用の対価としての課金を行ないます。課金や通信サービスへの加入状態を制御する管理システムを通信キャリアは持っています。

通信キャリアは、固定通信ネットワークを経由して、企業のもつアプリケーションサーバに通信を伝送します。つまり、個々の通信端末との間は無線通信で、そして、それらを束ねる形で固定通信ネットワークを介して企業のアップリケーションサーバと通信端末との間のデータ通信を実現しているということになリます。この固定通信ネットワークの部分は、国内の通信キャリアの場合IPVPNを用いることがほとんどですし、また海外の通信キャリアの場合はインターネットVPNを用いる場合もあります。いずれにしろ、何らかの形でセキュリティを確保した固定通信ネットワークにて通信キャリアと企業のサーバとの間が接続されるということになります。

そして、一番右には、企業のアプリケーションサーバが置かれます。これは個々の機器に対して遠隔制御・遠隔監視を行なうためのアプリケーションが動作しているサーバということになります。最近ではクラウド上に実装されるケースも増えていますが、クラウドかオンプレミスのサーバかというのは、本モデルにおいては問いません。アプリケーション自体も、それぞれの企業が独自に開発する場合もありますし、M2M用の汎用的なアプリケーションが使われるケースもあります。
いずれにしろ、それぞれの企業のM2Mを使用した業務を実現するためのアプリケーションが作りこまれたサーバということになります。

以上が、M2Mシステムを構成する構成要素となります。

次回は、それぞれの構成要素を提供するサプライヤーの関係をしめすことにより、M2Mのビジネスモデルを考察していきたいと考えます。次回の講座へのリンクはこちらです

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