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あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」 | Yahoo!ニュース

タレコミいただきましたので、ありがたく取り上げさせていただきます。

この記事、ご覧になられた方も多いかも知れません。

Yahoo!ニュース – オックスフォード大学が認定 あと10年で「消える職業」「なくなる仕事」702業種を徹底調査してわかった (現代ビジネス).

産業革命以降、これまで人が手作業で行ってきた多くの仕事が、産業用の機械やロボット、そしてコンピュータなどの技術に置き換わり、大勢の人の仕事を奪うと言われてきました。実際に、駅の自動改札や金属の加工、一部スーパーのレジなど、機械やロボットによって人の仕事が奪われています。

今回オックスフォード大学によって行われた調査は、702種類の仕事について、コンピュータ化されることで将来どのような変化が起こるのかを明らかにしたもので、大変興味深いものになっています。ちなみに原文(PDF)は↓こちら↓から入手可能です。

THE FUTURE OF EMPLOYMENT: HOW SUSCEPTIBLE ARE JOBS TO COMPUTERISATION?

ただし、m2mbox的にはこの記事をはいどうぞと紹介するだけでは存在意義を疑われかねませんので、「M2Mによって影響をうける職業」という視点で見てみたいと思います。

M2Mによる自動化や省力化、効率化や最適化などは、ビジネス的な視点、つまり利益の最大化を追求するにあたっては当然あるべき姿なわけですが、実は常に歓迎されるわけではありません。その多くは政治的な(人間関係や利害関係)理由によるものです。一方で、やはりビジネスである以上、最大限効率化すべきという力が働くのも事実です。

特に日本の場合、持ちつ持たれつといったような、一見緩そうで結束の固い関係性が企業間にできていたりしますので、オックスフォードのリサーチが必ずしも日本の風土に会った結果になっているかというと、ちょっと違和感のあるところもあるかもしれません。

さて、オックスフォードのリサーチの結論的なところから申し上げると、結局のところ人はクリエイティビティを発揮してハイ・コンセプトな仕事をすべきであるというところに落ち着きます。

M2Mにおいて、導入にあたっての最も大きな動機の一つに、「新たなレベニューストリームの創造」というものがあります。これはまさしく、M2Mをクリエイティブに利用して、新たなお金の流れを生み出そうという考えにほかなりません。M2Mにおいても結局はクリエイティビティを発揮すること、つまり人間が頭を働かせてうまく「M2Mを使う」ことを考える事がもっとも重要とされているというのは、とても示唆的だなぁと思うわけです。

実際の702のリストひとつひとつを見るのも大変ですし、またあまり日本では馴染みのない職業名も沢山ありますので、特徴的なものをいくつかピックアップし、全体的なまとめを述べるという形でお茶を濁しておこうと思います。

まず「置き換わらない」トップは「レクリエーション・セラピスト」(置き換わる確率 0.28%)。いきなり何なんでしょうか。まったく初めて耳にした単語です。Wikipediaによると、レクリエーション・セラピーとはレクリエーションを通じて、精神的なケアやトリートメントを行う事だそうです。なるほど。これ専門のセラピストというのがいるんですね。仕事の幅を限定し過ぎてやしないかと少し心配になってしまいますが、まぁとにかくこれがコンピュータ化が高度に進んでも置き換わらないようです。つまり最もクリエイティブであると。

上位をざっと見渡すと、画一的なサービスを提供すれば済むわけではなく、臨機応変な対応が必要な職業が多いような気がします。このあたり、多数の機械から画一的なデータを淡々と収集するM2Mとの相性も悪そうです。

さて、置き換わる確率が20%を超えた辺りから、M2Mのアプリケーションとしても少し馴染みのあるものが現れてきます。例えば210位、確率21%の “Animal Control Worker”。これもあまり馴染みのない職業ですが、Educational Portalによると、動物シェルターを24時間体制で監視したり、公共の場における動物の適切な管理などを行うとされています。シェルターにおける監視などはM2Mで完全に置き換え可能です。263位(38%)の「メカニック」なども、M2Mによる予防保全などが徹底してくれば、メンテナンス費用は全体としてかなり下がると見られていますから、結果的に活躍の場も少なくなってしまうでしょう。

さらに50%を超えてくると、増々M2Mの活躍の場が増えてきます。309位(54%)の “Continuous Mining Machine Operators”。鉱山機械のオペレーターですが、コマツなどで有名になりましたが、このあたりの自動運転技術はかなり進歩していて、センサー技術やM2Mによって運行をきめ細かく管理することで無人化を実現しつつある分野です。その他にも船のオペレーターやビルや構造物のインスペクター等々、M2Mによる遠隔監視やコントロールで置き換わってしまうものがよく見られます。

80%を超えると、逆にいわゆる単純労働が増えてきて、M2Mというよりも反復作業が得意なロボット等によって置き換わりそうなものが増加してくるような印象でした。

そして栄えある「最も置き換わりそうな職業」第一位に輝いたのは、”Telemarketers”。インサイド・セールスとか、電話営業などとも呼ばれるでしょうか。これは正直想定外でした。具体的にどう置き換わるのでしょうか?あるいはこの職業自体そもそも存在しなくなってしまうのか。まさか自動音声認識ができる、iPhoneのSiriのようなものが見込み客に電話するなんてことは起こらないでしょうし。

全体的に見て、中位層(置き換わり率20%~60%あたり)の職業で、M2Mの影響を受けそうなものが多く見られた気がします。そもそもM2Mの導入に携わる筆者としては、常にクリエイティブたるべく日々鍛錬しようと思います。

ではまた。

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