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スマートビルディング、よくある10の誤解 | Intelligent Building Today

近頃よく耳にする「スマートxx」。
xxの部分には「ハウス」とか「シティ」とか「農業」とか、色んなモノが入ります。もちろんスマートフォンやスマートウォッチなんかもそうですね。

そしてビル丸ごとスマートにしてしまおうというのが、スマートビルディングのコンセプトなんですが、そこには色々と誤解があるようです。その代表的な誤解を10個ご紹介します。

引用元: Top 10 smart building myths, busted | Intelligent Building Today.

大元の記事はこちら(PDFになっています)
Top 10 smart building myths, busted | JLL

誤解#10
カネがかかる
省エネ化やオペレーションの効率化により、導入費用は1~2年で回収できます。何もしないよりは当然初期費用の分だけ余計にかかりますが、それを補って余りあるリターンがあるということ。

誤解#9
しょせん省エネだけ
省エネに加えて、建物内の様々な装置や機械なども同時に効率的に監視することができるため、より良いコンディションで建物を利用することができるようになります。例えば空調の不調などを事前に察知して、故障する前に直すとか。

誤解#8
グリーンビルディングと何が違うの?
似てます。似てますし互いにオーバーラップするところもあります。しかしスマートビルディングがビル全体のエコシステム(空調、機器、環境などなど)を最適化するのに対し、グリーンビルディングはビルディングオートメーションという枠から外れたところでの、温暖化ガス削減やリサイクルなどに焦点を当てている点が異なります。

誤解#7
工場とか研究所とかはスマート化できない
できます。住宅用ビルや商業ビルだけでなく、高度に専門化された研究所のような建物だって、後付でスマート化・自動化することが可能です。

誤解#6
新築ビルだけで使える
そんなことありません。例えば1931年に竣工したエンパイアステートビルだってスマート化されて大きな効果を上げています。

誤解#5
互換性なし
過去においては確かにそういうこともありました。同じメーカーのものでないとコントロールできないとか。しかし今はそんなことありません。限りなく標準化されたインターフェースから、メーカーなどの違いを気にせずにデータを集めてくることができるようになっています。

誤解#4
嬉しいのはオーナーだけ
エネルギーの節減やオペレーションの効率化は、もちろんオーナーにとって嬉しい事。しかしスマートビルディングはそれだけじゃありません。セキュリティの向上、HVAC(暖房、換気および空調)の効率化によるオフィス環境の向上など、テナントにとっても嬉しい事がいっぱいです。

誤解#3
スマートグリッド無しじゃ意味ない
確かにスマートビルディングはスマートグリッドと合わせて使われることでその効果を最大限に発揮します。しかしスマートグリッドが必須というわけでは決してありません。スマートグリッドがなくても、ビル全体の監視やエネルギー使用の最適化は可能です。

誤解#2
運用が超メンドクサイ
むしろ逆です。例えばシステムが検知した空調設備の不調を、同じシステム上で簡単な操作一つでメンテナンスのオーダーを出したり、人の目がなかなか行き届かないようなところの不具合なども、簡単に検知することが可能になります。

誤解#1
ペイしない
スマートビルディングが普及するに従い、テナントもビルのスマート化を要求するようになります。つまりスマート化することが差別化に繋がり、結果として入居率がアップすることになります。

日本においては、BEMS (Building Energy Management System) という用語はよく使われていますが、スマートビルディングはBEMSを含むより大きな括りの概念だと言えます。BEMS市場は2018年には2012年と比較して5倍程度に成長すると言われていますので、スマートビルディングもそれに近い成長を見せるのではないでしょうか。

東京のオフィス空室率は、近年新築の大型ビルを中心に入居が進み、かなり改善しているそうです。一方で、築年数の経過した古いビルは賃料を下げても中々テナントが埋まらないとか。レトロフィット(後付け)が可能なスマートビルディングシステムは、古いビルを再生してくれるかもしれません。

ではまた。

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