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IIJのM2M総合サービス – クラウド Watch

IIJがM2M総合サービスを12月1日から提供開始。その名も「IIJワイヤレスM2Mソリューション」といいます。

IIJのM2M総合サービス、ゲートウェイ機能を仮想化して導入しやすく – クラウド Watch.

通信端末、モバイル回線、クラウド基盤、そしてアプリケーションまでエンドツーエンドで提供し、顧客のM2Mシステム構築をワンストップで支援するのが狙いです。

IIJと言えば、日本企業として初めて国内にインタネット接続サービスを提供した会社として、その名はよく知られていると思います。データセンターや国内最大規模の固定通信回線インフラを自前で持っていますが、モバイルサービスに関してはいわゆるMVNOとして主にドコモのインフラを利用しています。

本ブログでは以前から一貫して、通信キャリアのビジネスモデルは崩壊し、eSIMあるいはグローバルでサービス提供できるMVNOのようなところが顧客に直接サービスを提供していくようになるのではないかと主張してきました。IIJはMVNOとしてそのポテンシャルを持つ企業の一つだと考えています。

ところが残念なことに、IIJのサイトによると、提供しているモバイル回線はNTTドコモの回線のみのようで、このままではグローバル展開はほぼ不可能と言えます。海外キャリアとの協業などにより、今後のグローバル展開に期待したいところです。

アプリケーションにはThingWorxを利用します(この部分は2014年6月にリリース済み)。これでプログラミングレスな開発環境を提供することが可能になるので、より柔軟性のあるシステムの構築を支援できるようになりそうです。今回発表のあった拡張機能というのは、無線通信部分を束ねるゲートウェイをクラウド化したものを合わせて提供する部分。これ、詳細は分からないんですが、いわゆるM2Mプラットフォーム的な機能を提供するものかと推測しています。ここを仮想化して小規模なM2Mから大規模なM2Mまで、特に制約なく利用が可能になるということです。

アプリケーション部分は、PTCにAxedaと共に買収されたThingWorx。個人的にはAxedaとThingWorxのインテグレーションがどうなるのか気になりますが、IIJの今回のサービスには絡んでなさそうな印象です。

さてM2Mシステムを利用するお客さんが求めているのは、スモールスタート可能で柔軟かつ拡張性があり、リーズナブルな価格で利用できるというシステムです。IIJが目指すのもそこで、これまではバーティカルに特化したようなソリューションが多く存在した中、業種によらず水平展開できるM2Mソリューションのスタンダードになれるかどうか、その行方を見守りたいと思います。ただ一つ言えるのは、キャリアはマルチキャリアで行くべきだと思います。NTTが大株主のIIJにそれができるかどうかは大いに疑問ですが……。

ではまた。

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