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モバイル事業者はM2Mに備えよ – Post – No Jitter

モノのインターネット(IoT)やM2Mが一般的になればなるほど、有線に対するコスト競争力や手軽さなどから、無線接続がより重要な位置を占めます。既に爆発的な普及の兆しを見せているM2M。契約回線数が増加してモバイル事業者のビジネスは安泰といったところでしょうか。それとも……。

Why Cell Providers Need to Prepare for M2M – Post – No Jitter.

GSMAによれば、2020年までにM2Mで利用されるモバイル回線は、少なく見積もっても現在の約3倍以上になると見られています。日々あらゆるモノがインターネットに繋がり、これまでになかったようなアプリケーションや使い方が生まれています。例えば:

・自動車:盗難車両追跡、商用車管理、メンテナンス、リコール対応、テレマティクス保険、自動ゲート等など

・農業、環境:遠隔監視(機械や動物など)、スマート農業など

・家電:カメラ、フォトフレーム、ゲーム、ペットや子どものトラッキングなど

・ヘルスケア:医療機器の遠隔監視、遠隔医療、フィットネスなど

・建設機械、製造業、物流など:アセット管理、遠隔監視など、主にコスト削減用途

・公共:交通モニタリング、街灯管理、環境監視など

・小売、金融:ATMの遠隔監視やコントロール、POS端末、自動販売機、デジタルサイネージなど

・セキュリティ:アラーム、火災報知機、監視カメラなど

・ユーティリティ:スマートメーター、電力監視など

GSMAによるとM2Mによって利用されるモバイル回線は以下の図のように推移すると予測されています。

Audin_MobileM2M1

赤線のカーブが、現在の状況が続いた場合の予測になります。しかしこれは、レギュレーションの変更、標準化の策定、コスト改善、セキュリティ不安の払拭、オペレータービジネスモデルの変更等によって上振れがあると見られています。またこの回線にはスマホやタブレット等は含まれていません。図からも分かるように、M2Mで利用されるモバイル回線は今後爆発的に増加すると予測されています。

モバイル事業者はつまり、今後より一層のインフラ投資を強いられることになります。政府による周波数の開放、IPv6への速やかな移行、標準化の推進、ビジネスモデルの変更、新たな価格体系の構築など、やらなければいけないことが山積しています。

またミッションクリティカルな機器を管理するような場合、「圏外」やサービスがダウンしているなどといった状況は許されません。また機器側からも常にキープアライブのメッセージをサーバーに発信して回線の疎通を維持する必要がありますが、残念ながらモバイル回線というのはそのような使い方をサポートするようにデザインされていません。しかし今後のM2Mの普及を考えれば、対応せざるを得ないというのが現実です。

M2Mの普及で回線数が爆発的に増加することは、モバイル事業者にとって必ずしも喜ばしいことばかりではありません。既存顧客へのサービス提供を続けながら、このような新たな要求にも応えていかなければならないのです。

M2Mの時代、モバイル事業者を待ち受けているのはバラ色の未来なのか、それとも……

ではまた。

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