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クルマを捨て、街に出よ! – FT.com

イタリア人が愛してやまないもの、グルメ、サッカー、クルマ。。。しかしミラノ市は、市民にそのうちの一つをちょっと我慢してもらうために、こんな取り組みを始めました。

Car-loving Milanese asked to get out of their vehicles – FT.com.

ミラノ市はヨーロッパの中でも交通渋滞が酷いことで有名なんだそうです。そこで市は、保険会社のUnipolと組んで、ドライバーが自家用車を「使わない」ように働きかけています。その内容は何と、自家用車を家に置いて外出すると、公共交通機関のバウチャーがはSMSでドライバーの元に送られてくるというもの。

テレマティクス機器はOcto Telematics社が提供し、Unipolがサービスを運用するといった形になっています。そこにミラノ市が何らかのバックアップをしているものと思われます。

普通、我々が考えるテレマティクスサービスというのは、クルマを「動かす」際に便利に使えるという前提で、サービスが作られてきました。当然といえば当然ですね。ナビであったりUBIであったり、あるいはロケーション管理であったり。ところがこのサービスは、クルマが「動いていないこと」を保証し、それに対して何らかのインセンティブを提供するという、これまでになかったユニークなものになっています。確かにクルマを動かさないことで、事故の発生や公害の減少、交通渋滞の緩和など、様々なメリットが生まれます。

ドライバーは、平日の朝7時半〜夕方7時半までの12時間、自家用車を動かさないことで公共交通機関のバウチャーを手にすることができます。クルマに乗らないというインセンティブを与えることで、バスや電車などの利用を促進し、渋滞緩和、大気汚染の軽減などを実現しようという、なかなか画期的なものです。テレマティクス機器にはGPSが搭載されていますから、指定の時間に「動いていない」というデータが保険会社に自動的に報告され、そのデータに基づいて、インセンティブが与えられるというわけです。

これは興味深い取り組みです。

イタリア、特にミラノでは、自家用車で移動するコストは公共交通機関よりも随分高いそうなのですが(時間、燃料などを勘案して)、それでも自分のクルマで移動する人が多いそうです。マイカーへのこだわりが強いんでしょうね。この取り組みで果たしてどれくらいマイカーの使用を抑制できるのか、続報を待ちたいところです。

ではまた。

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