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2015年のIoT/M2Mはクラウドとビッグデータが牽引役に

本日もまた2015年のIoT/M2M業界の予測めいた内容のご紹介になります。

2015年のIoT/M2Mの分野は、クラウドコンピューティングとビッグデータが引っ張るだろうという内容です。

Service Providers IoT/M2M Opportunities in 2015 to be Driven by Cloud Computing Capabilities and Big Data Infrastructure.

まぁこの流れ自体は既に数年前から顕著になりつつありますので、改めて言うほどのものではないんですが、一つの記事として2015年のIoTトレンドはクラウドとビッグデータが引っ張るぞ、と明言していたものはこれまであまりなかったような気もするので、取り上げてみた次第です。

IoTは、携帯電話市場の成長がやや頭打ちになってきた通信キャリアにとって、非常に大きな成長起爆剤になると期待されてきました。確かにその期待はある程度正しいのですが、必ずしも通信キャリアにとって期待通りの成長が得られるかと言われると、筆者は自身を持ってイエスとは答えられません。IoTの成長を牽引する(あるいは、IoTの成長に引っ張られて大きな成長を遂げる)と期待されるのは、やはりクラウドとビッグデータの分野になりそうです。

様々な手段で集められたデータは、最終的には巨大なデータの湖(Data Lake)に格納されます。集められたビッグデータは、いわゆる構造化されたお行儀のいいデータではなく、非構造化データであり、IoTサービス・プロバイダーは、この非構造化データを様々なアルゴリズムやノウハウを駆使して、リアルタイムかつセキュアにエンドユーザーのアプリケーションの届ける必要があります。IoT/M2Mの本質的には、これこそが本当の価値を生み出す部分であり、マネタイズできるサービスなわけです。

この意味で、通信キャリアは言ってみればデータ収集の最上流に位置するわけですから、非常に有利なビジネスを展開できる素地があると言えるでしょう。ただ、今のところそれをうまくこなしている通信キャリアはそれ程多くないように見受けられます。各キャリアは土管化することを避け、IoT/M2Mのバリューチェーンを広げるべくソリューション・プロバイダーを買収する動きもちらほら見えます。例えば米国ベライゾンによるヒューズテレマティクスの買収であったり、ボーダフォンによるコブラテレマティクスの買収など。自動車分野におけるIoTは最も大きな成長が期待されているので、テレマ系の事業会社を買収する動きも理解できますが、それよりももっとクラウドやビッグデータ方面に力を入れるべきだと、個人的には思っています。

話を戻します。この記事によれば、2018年にはIoTデータの実に90%がクラウド上に蓄積されるだろうと見られています。全IoTの9割ですからとんでもない量になりますね。必然的にデータセンターやネットワークの増強需要が高まりそうです。それからビッグデータのコンピューティング能力も重要ですね。データベースの検索速度もクリティカルな要素になりそうです。

こうしてみると、日立製作所が進めているM2Mなんか、非常に有望ではないかなという気がします。東大と共同開発したとんでもなく早いデータベースを持って、ビッグデータサイドからのM2Mアプローチをしていますので、目の付け所はさすがだなと思います。

それでは今回はこの辺で。ではまた。

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