m2m box

M2M/IoTの情報プラットフォーム

By

EricssonがM2Mプラットフォームに参入 – FierceWirelessTech

3月2日からスペインのバルセロナで開催されるMobile World Congress (MWC)において、EricssonとGMA (Global M2M Association)が革新的なM2M接続管理サービスを発表するとのこと。

Ericsson, GMA to showcase Multi-Domestic Service M2M platform at MWC – FierceWirelessTech.

GMAによれば、このサービスは今市場において最もイノベーティブで、IoT/M2Mのグローバル展開と管理を容易に実現可能なサービスになるとのこと。主なターゲット市場は自動車および家電。

各地域の通信キャリアと組んでこのサービスを展開している模様です。そのメンバーは以下のような顔ぶれになっています。
・ドイツテレコム
・オレンジ
・テリアソネラ
・テレコム・イタリアモバイル
・ベル・カナダ
・ソフトバンク

これ、いわゆるJasper連合に対抗したプラットフォームという理解でいいと思います。後発ですからJasperの事も十分研究した上でリリースしているものと思われますが、連合に参画しているモバイルキャリアが若干地味っぽいのは気にならないでもないですが、それ程気にする必要もないでしょう。

大きなポイントは、。「マルチ・ドメスティック」という概念でしょうか。様々な国でオペレーションが可能な通信手段をサポートすることは、これからのグローバルM2Mにおいて非常に重要な要素です。例えば自動車に実装してしまったA国用のSIMを、そのクルマがB国に移動したからといってB国向けのSIMに挿し替えるなんてことは、現実的ではありませんからね。

この問題へのアプローチとしては2つあって、一つはVodafoneの用に一つのSIMをグローバルでローミングしながら使う方法。もう一つはeSIMのような書き換え可能なSIMを利用したり、ローカルキャリアを利用したりして、通信は現地最適化した上で共通プラットフォームでそれらをまとめて管理する方法です。Ericssonのソリューションは後者になります。

Machine ResearchのCEO、Matt Hatton氏によれば、これまでのM2M通信においては、グローバル化とローカルの安い料金体系の二つを両立させることは困難でした。しかしこのソリューションはその両者を解決し世界中のデバイスを接続するという命題をきちんと実現することが可能です。

グローバルM2M通信のプラットフォームとい立ち位置には、JasperやVodafoneが大きな壁として立ちはだかっています。JasperはまさにEricssonのアプローチですから、真正面から当たることになります。Vodafoneは逆で、VodafoneのグローバルSIMでもって世界をカバーしようとするアプローチです。

どちらが覇権を握るのか、現時点ではまだ着地点は見えていませんが、私個人の意見は、通信インフラに関しては「マルチローカル化」が進むと思っています。Jasper、Ericssonのアプローチですね。M2Mで扱いたいデータ量が飛躍的に増えてきていますから、グローバルローミングで世界をカバーするというのは、それ程簡単ではないように思います。

果たしてどうなるか。今後がますます楽しみです。
ではまた。

このエントリーをはてなブックマークに追加
はてなブックマーク - EricssonがM2Mプラットフォームに参入 – FierceWirelessTech
Share on Facebook
Post to Google Buzz
Bookmark this on Yahoo Bookmark
Share on LinkedIn

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です