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IoTが直面している4つの問題

2020年には7兆ドル市場にまで成長するという調査もあるIoT。しかしアクセンチュアによると、未だに多くの企業がIoTの立ち上げに苦戦を強いられているといいます。またその調査対象の半数の回答者が、IoTの可能性を信じてはいるが、十分成果に結びついていないとの見方をしています。

The 4 Biggest Hurdles Facing the Internet of Things.

具体的に何が問題なのか見てみましょう。

通信インフラの不足
2020年には500億ものIoTデバイスが出現すると言われている中で、通信インフラの整備の遅れは常に取り沙汰されてきました。このままIoTデバイスが増加していけば、通信インフラは破綻しないまでも非常に危うい状態になるでしょう。しかしIoT勃興のこの時期に、この分野をリードすべき集団が果たして誰なのかは明確にはなっていません。

Financial Timesによると、今まさに「誰がIoTのサービスやソフトウェアを提供するのか?」という議論が起きていて、結論から言うと、ARM、Google、そしてVodafoneがIoTのインフラ周りをリードすると言われています。

ARMはチップセット、Googleはソフトウェア周辺を幅広く、そしてVodafoneはインフラ周りとくっきり分けることが可能になるわけですが、この点、本ブログで繰り返し述べているように、通信事業者は色気を出してバリュー・チェーンの拡大等を目指すのではなく、徹底的に土管を磨くべきではないかと思います。

新しいテクノロジーに投資するおカネの不足
この先大きく伸びると言われているIoTではありますが、具体的な投資計画が無いという企業がほとんどです。鶏か卵の問題と同じで、具体的なIoTのプロジェクトがあれば投資するが、無ければ投資できない。逆に先行投資が無ければユーザーもIoTで何ができるかイメージ出来ず、結局何も進まないという悪循環がチラホラ見えます。

多くは未だ「様子見」といった状況にあります。

需要の不足
事業者側の言い訳といった側面も無いでは無いですが、実際お客様からのIoTへの需要が無いといった状況も確かにあります。米国のある調査によれば、エンドユーザーの実に87%が「IoTって何?」という状況です。ウェアラブルを知っている人達の中でも53%は不要だと答えています。来年には、約28%がウェアラブルを欲しいという調査結果が出ていますが、現時点では7%に過ぎません。

短期的に見ると、確かにIoTに投資する明確な動機付けは今のところ無さそうです。将来的な不確かな需要予測を持って、投資の契機とできるかどうかは、非常に難しいところですね。

国のサポート不足
これも若干言い訳じみたところが無いではありません。しかし例えば先進的なIoTプロジェクトへの助成金制度などがあれば、IoTの普及が加速する可能性もあるかもしれません。無いかもしれませんが。

こうして見てみると、結局のところビジネス的には需要不足(あるいは需要喚起の不十分さ)、技術的には通信インフラの不足といったところが、主な阻害要因と言えそうです。

インフラに関しては早かれ遅かれ解消されることでしょう。やはり人の意識を変えていくことが最も重要なポイントと言えそうです。

ではまた。

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