GSMA準拠のeSIMがIoTを加速する | Fort Mill Times
eSIMの採用が加速しているようです。
eSIMの規格を策定するGSMA (GSM Association) は、スペインで開催される「Mobile World Congress」において、GSMAの規格を利用するモバイルキャリアメンバーを発表します。GMA (Global M2M Association) のメンバーと、M2M World Alliance のメンバーに加えどちらにも属さない通信キャリアの発表も合わせて行います。
GSMAの策定するeSMIに準拠させるという通信キャリアは、世界全体で20社以上にも上るといいます。
以下、GMAおよびM2M World Allianceのメンバーをそれぞれ以下に示します。
GMA | M2M World Alliance |
ドイツテレコム
オレンジ テレコム・イタリア TeliaSonera Bell Canada ソフトバンク |
Etisalat
KPN NTTドコモ Rogers SingTel Telefonica Telestr |
そして「それ以外」のキャリアは以下の4社。
アメリカ・モバイル、チャイナ・モバイル、KDDI、Tele2。
KDDIはTelenorと組んでグローバルM2Mを展開しようとしているので、Telenorと同じM2M World Alliance に加盟したい気持ちがあるのではと推測しますが、同アライアンスにはドコモを始めとする、比較的早くからメンバーになっている企業も多く見られます。
GSMAの調査によれば、M2Mで利用されているSIMの数の実に約65%が、上記に挙げた通信キャリアから提供されています。この傾向は何より、グローバルM2M通信において統一した規格が求められている事を示していると言ってもいいでしょう。
書き換え可能な eSIM が全世界で標準化され、あらゆるキャリアの情報を書き込むことができるようになったとき、真のグローバルM2Mが実現できたと言えるかも知れません。これは技術的な問題よりも、キャリア間の利害関係の調整などの問題の方が大きいだけに、実現には大きな苦労があると思いますが、是非実現してほしいと思います。
Mobile World Congress では、このeSIMの仕組みの実稼働デモなども展示されるそうです。スペイン、行きたいですねぇ。。。
ではまた。