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ドコモのM2M/IoT戦略のカギとは?「eSIMでグローバル展開を支援」 | ビジネスネットワーク.jp

少し前のニュースで恐縮です。
ドコモのM2M/IoT戦略はeSIMでのグローバル戦略であるという記事がビジネスネットワーク.jpにありましたので、ご紹介しときます。

ドコモのM2M/IoT戦略のカギとは?「eSIMでグローバル展開を支援」 | ビジネスネットワーク.jp.

ドコモと言えば、海外展開をことごとく失敗させていることでも有名です。2014年4月にはインドから撤退し、直近でも2015年2月に米国の携帯事業からも撤退を表明しています。さらに遡れば、香港のハチソンへの出資、AT&Tへの大型出資など、いずれも不発に終わっています。

そのドコモのグローバル戦略ですから、注目しないわけにはいきませんよねぇ。

IoT/M2Mのグローバル戦略は、「eSIMと各国キャリアとのアライアンス」がキーになるとのこと。この時点で少し不安になってきました。M2MプラットフォームとしてはJasperを使っているドコモ。Jasper自体はそもそもグローバルですし世界で最も成功している通信系のプラットフォームと言っていいでしょう(Jasper自体は通信事業者ではありません、念のため)。ですから、この選択自体に不安はありません。問題はeSIMと各国キャリアとのアライアンスです。各国キャリアとのアライアンス!

本ブログの読者であればeSIMが大体どんなものかご存知かと思います。リンク先のページによれば、Jasperプラットフォームを利用する通信キャリアは現在ドコモを含む8社。それらが「M2M World Alliance」を構成し、eSIM運用の仕組みを構築しているところだそうです。同じアライアンス内であればeSIM運用の取り決めは比較的スムーズに進むでしょう。しかし世の中にモバイルキャリアは星の数ほどあるわけです。あまねく世界全体をカバーしようと思ったら、当然世界中の通信キャリアとの交渉が待っているわけです。一口で交渉といっても様々あるでしょう。例えば「M2M World Alliance」の枠組みを利用した交渉。あるいは相手キャリアへの出資含みの交渉などなど。あれ、これってこれまでドコモがことごとく失敗してきたところじゃないでしょうかね。

覚えておられる方もいらっしゃるかと思いますが、2014年の6月にドコモはこんな発表をしています。

ドコモとボーダフォンがグローバルM2M分野へ事業提携を拡大

Jasperとがっちり手を結んでおきつつ、ボーダフォンとも手を組もうとするその姿勢は、果たしてどうなんでしょうか。Jasperプラットフォームなのか、ボーダフォンのGDSPなのか、あるいは独自プラットフォームなのか。キャリアにとってプラットフォームの選定は極めて大きな戦略といっていいでしょう。ここでも優柔不断にどちらにもいい顔をしようとするドコモ。いや、ひょっとするとボーダフォンが無理やり自陣営に引きずり込もうとしているのでしょうか?いずれにせよ、ドコモは経営資源の集中を図るべくプラットフォームは一つに絞るべきでしょう。Jasperもやる、GDSPもやるというのはちょっと考えにくいです。それにJasperにかなりコミットしているドコモをボーダフォンはどう扱うでしょうか?普通に考えるとうまくいかないでしょう。

話が少し逸れてしまいましたが、海外キャリアとの交渉という、ドコモにとって非常に高いハードルをクリアしなければならないのが、このeSIMです。海外との交渉や出資はこれまで散々失敗してますから、ドコモにはここらで一花咲かせてほしいものです。ソフトバンクのスプリントも米国で第3位から4位に落ちてしまいそうだという中、世界に日本のキャリアありというのを、ドコモには示してほしい。ドコモの動きには目を光らせておこうと思います。

ではまた。

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