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コマツ、GEとビッグデータ提携 鉱山を効率運営:日本経済新聞

少し時間が経ってしまったんですが、これを紹介しないわけにはいきませんものね。

コマツ、GEとビッグデータ提携 鉱山を効率運営:日本経済新聞.

M2Mの世界では必ずといっていいほどお手本として語られる遠隔監視システム、KOMTRAXを作り上げた建設機械のコマツが、ビッグデータの解析でGEと提携です。主に世界の鉱山で生産設備の稼働データなどを共同で分析するとのこと。

インダストリアル・インターネットという概念を提唱するGEは、自社で生産した航空機のエンジンやガスタービンなどからデータを収集し分析するというサービスを、既に確立しており、GEの総利益に占めるサービスの割合は、今や50%を越えると言われています。

具体的には、コマツが自社の鉱山機械などに取り付けたセンサーから収集したデータを、米国にあるGEのデータセンターに送信し、そこで解析後、最適なルートや配置等を算出して、運用の効率化を図るということです。

このビッグデータ解析を行うことで、約13%の燃費の改善に繋がると試算されています。

これだけならまぁいわゆる普通のM2Mの使い方です。もちろんその規模であるとか、高度なビッグデータ解析だとかは世界の最先端を行くものですから、比類なきM2Mと言えます。しかしここで注目したいのは、コマツもGEもこのサービスからは直接の収益を得ることはないという点。両社とも、このサービスを付加価値として、自社の製品の販売増を狙うということです。

これだけ大規模なデータ収集基盤および解析システムを準備するのは容易なことではありません。中小規模の企業が持ち出しでやろうとしても、中々できることではありません。新たなプライヤーにとっては大きな参入障壁になり得ます。もちろん、コマツ、GEはそこを狙っているのでしょう。圧倒的な先行者利益をこの新たな参入障壁によって盤石なものにしようとしているのだと。

ではこれから参入しようとする企業はどうすればいいのでしょうか。こういう分野で真っ向勝負しても勝敗は目に見えていますから、やはりそこはより創造的なビジネスモデルを作って、違う土俵で勝負すべきでしょう。例えばこないだご紹介した「エブリセンス」なんか、こういう意味でも非常に面白いビジネスモデルだと思います。

IoTデータの取引所 – 日経産業新聞

建機の売上げトップは相変わらずキャタピラー社ですが、利益率ではコマツがトップを走っています。それもこういった先進的な取り組みが生きているのでしょう。コマツさんは是非一度直接お話し聞いてみたいものです、ほんと。引き続き注視していきたいと思います。

ではまた。

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