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IoTはバブルである – スティーブ・ウォズニアック | Money.com

Appleの共同創業者として知られるスティーブ・ウォズニアック氏が、IoTについて語りました。曰く、「IoTはバブルである」と。

The Apple co-founder thinks companies may have overestimated the appeal of connecting everyday objects to the Internet.

情報源: Steve Wozniak Says The Internet of Things Is in ‘Bubble Phase’ | Money.com

スティーブ・ウォズニアックはオーストラリアのシドニーで開催されているワールドビジネスフォーラムで、「人が普段やっていることのやり方を変えるには、それなりのペースがあるものだ(つまり急激には変わらない)。今はバブルのような気がしてならない」と述べています。また「星の数ほど起業されている中で、身の回りのものがインターネットに接続できるということを過剰にアピールし過ぎている企業も散見される」とも。

IoTバブル説はスティーブ・ウォズニアックだけでなく、IBMのIoT担当VPであるPaul Brody氏も、「現在は典型的なバブルフェーズである」とし、「生み出されているデータの殆どは無用の長物である」とも述べています。

投資家目線で見た場合、果たしてこの説を信じるべきなのでしょうか?

IoTマーケットに関する強気の成長予測はあちこちに存在しています。例えばシスコによれば、2015年のコネクテッド・デバイスの数が約250億であるのに対して、2020年にはその倍の500億に達すると予測しています。IDCの市場予測によると、2013年には約2兆ドルの市場規模であったのが、2020年には7.1兆ドルまで成長するだろうとされています。

このような予測を受け、様々なスタートアップが世の中に溢れだしています。中には「オナラ分析」をするウェアラブルや「セックストラッキング」をするウェアラブルといったような、馬鹿げたニッチ市場を狙う製品も生まれています。

AngelListというスタートアップ企業をトラッキングするサイトによれば、IoT関連のスタートアップは、2013年の5月時点で63であったのに対し、2015年6月時点では1074にも達しています。しかしまともに使えそうなサービスは片手で数えられるくらいなものです。

IoTがバブル状態であるというのは、ある一面ではまったくその通りかもしれません。しかし「IoT」という言葉はあまりに多くのコンセプトを含むため、十把一絡げにそう言ってしまうのは少々乱暴かもしれません。例えばIoTの代表とも言えるスマートホームやコネクテッドカー市場は健全な成長を見せています。コネクテッドカーに至っては、「全く興味無し、あるいは全く利用していない」層はたったの6%であるという調査も出ています(アクセンチュア調べ)。また産業向けのIoTについては、これまで通り安定的に成長するとみられています。消費者向けウェアラブル市場に関しては、Appleウォッチなどの一部の製品を除いては、多くは消え去る運命にあるでしょう。

こうして見てみると、IoTはバブルであると断言することはできそうにありません。株式上場されているIoT企業の株価は、過去のドットコムバブル時と比較しても、高騰しているとはまったく言えません。またIBMやインテルなどのテクノロジーの巨人たちも、IoTに本格投資を始めたのはつい最近です。IoT市場は確実に成長しているとはいえ、多くのスタートアップも同時に消えていくことでしょう。

そういう意味で、まだ成熟していない市場といえます。非常に楽しみだと思います。

ではまた。

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