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M2M/IoTの情報プラットフォーム

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ソフトバンク、グローバル展開を支援する「IoT/M2Mマネジメントサービス」 | マイナビニュース

これもJasper。(→一つ前のエントリー←参照)

ソフトバンクは7月28日、IoT/M2Mソリューションの活用やビジネスでの展開を考える企業向けに、「IoT/M2Mマネジメントサービス」を発表した。2015年秋から提供開始の予定。

情報源: ソフトバンク、グローバル展開を支援する「IoT/M2Mマネジメントサービス」 | マイナビニュース

通信キャリアのM2Mプラットフォーム覇権争いはなかなか面白い。大きく分けると Jasper連合、Vodafone、それ以外(独自プラットフォームなど)という3つに分けられます。その中で圧倒的に勢いがあるのがJasper。

ご存知のように日本には3つのモバイルキャリアが存在しています。それぞれがそれぞれのM2M戦略を掲げているわけですが、プラットフォーム戦略というのはかなり中核を占める重要な戦略です。

NTTドコモは中でもいち早くJasperに投資したキャリア。Vodafoneとも提携を発表していましたが、どうなんでしょう。あれだけ大きな会社ですから判断が常に一枚岩ではないという証左なのかもしれませんが、基本的にはJasper中心と思って間違いないでしょう。

KDDIはスウェーデンのTelenorとがっちり組んでM2Mの世界展開を狙います。Telenorはかつてエリクソン(自社開発したものをエリクソンに売却した)のプラットフォームを使っていましたが、確か昨年Jasperに乗り換えています。

ソフトバンクは全く動きが読めなかったし、実際にそういったプラットフォームらしきものを持たずにM2Mを展開していたような印象でした。果たしてどうなるかと非常に注目していたところ、このニュースです。何とソフトバンクまでJasperではないですか。

これで日本の3キャリア全てがJasper連合ということになりました。これは驚きです。

他社との差別化を意識して意地でも違うものを使うとか、あるいは自社開発するとかいう戦略を取りそうなものですが、蓋を開けてみれば全てJasperプラットフォーム。Jasperがソフトバンクにアプローチしているというのは耳にしていましたが、ソフトバンクのことだから自社開発にこだわるんじゃないかなぁなんて思っていました。TelenoreがJasperに寝返ったのでKDDIも自動的にJasper色になったのですから、なおさら別路線で行くだろうと思っていたんですが。

モバイル通信の世界というのは、ある意味不動産業的というか、陣取り合戦の様相が濃い世界です。いかに多くの「面」を抑えられるかがグローバル競争に勝ち抜く重要な要素で、それをVodafoneのように自社で実現しようとするのか、あるいはJasper「連合」のように多数が集まって実現しようとするのかという、大きく分けて2つの戦略があります。ちなみに私は前者を「グローバル」、後者を「マルチローカル」と呼んでいます。Jasperは各国の有力ローカルキャリアを傘下に収めるマルチローカル戦略です。AT&Tしかり、Telefonicaしかり、ドコモ、チャイナ・モバイル、SingTel、Telenor、Telstraなどなど、挙げればきりがないほどあちこちに勢力を伸ばしています。

これが何を意味するかというと、Jasperという傘の下に入っておけばローカルキャリアでも世界への道が簡単に開けるということ。Jasperというハブを通じて世界中への扉が開かれるので、グローバル案件をみすみす他社に譲ることなく、自社で対応することが可能になる。もちろんモジュール自体の各国認証などといった問題はありますが。

つまりJasper連合に参加するキャリアの数が増えれば増えるほどその価値が向上し、また新たなキャリアの参入に繋がるわけです。Jasper連合じゃ無いことがリスクになる日も近いのではと思えるほど、その勢いは強力です。

なんだかJasperバンザイみたいなエントリーになってしまった気がします。引き続きJasper周りの情報には注視していきたいと思います。

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