m2m box

M2M/IoTの情報プラットフォーム

By

ディズニーが10億ドル投資 サービス業に広がるIoT – 日本経済新聞

IoTやM2Mが有効な業界として真っ先に思い浮かぶのは、やはり製造業でしょうか。モノの可視化をすることでメンテナンスの効率化や、顧客との関係強化によって新たな販売機会を創造するなどというのが、典型的な利用方法でしょうか。

そのIoTがサービス業にも徐々に広がってきています、というのが本日の記事。

情報源: ディズニーが10億ドル投資 サービス業に広がるIoT

ディズニーワールドのIoTに関しては以前に少しご紹介しましたね。→こちら←です。マジックバンドと呼ばれるリストバンドを装着して、乗り物やレストランの待ち時間を短縮したり、あるいはディズニーホテルの鍵や迷子のトラッキング、おみやげの買い物にまで利用しようといったコンセプトでした。

そのナイスなアイディアは既にフロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに導入され、既に成功を収めつつあるということです。具体的には下記のような用途に利用可能になっているようです。

  • 入園時のチケット代わり
  • アトラクションの利用
  • レストランの座席予約と事前注文
  • ホテルの鍵
  • 園内での財布代わり
  • ミッキーやミニー、キャストがゲストの名を呼んで挨拶してくれる
  • このマジックバンドにはRFIDチップが搭載されています。パッシブRFIDですので、園内各所にはそれを読み取るリーダーが配置されています。パッシブRFIDというのは、交通系電子マネーのSuicaやPasmo、Icokaなどを思い浮かべていただければいいと思います。改札通るときとか何か買うとき、ピッとカードをかざしますね。それと同じようなイメージです。それが、スマホのアプリと連動させることができて、事前に入場券を購入したり、レストランを予約して予めオーダーしておくこともできたりします。その場合、時間通りにレストランの席についたら、自動的に予め注文した食事が運ばれてきます。

    こういった事は、園内に張り巡らされたセンサーネットワーク、クラウド技術、データベース、そしてアプリケーションといった「IoT」によって実現されています。

    ディズニーは2010年にこのサービスを構想して、その後10億ドルの初期費用と3年半の準備期間を費やしたそうです。そういう決断をして実行に移せるのは本当に素晴らしいですね。

    私は常々、IoT/M2M導入の最大の障壁の一つは、「組織」だと考えています。IoTを導入することでビジネスモデルが大きく変わることがしばしばあります。その場合、新しいビジネスモデルに対応すること、あるいはサービスの提供を可能にする組織体制を構築することが重要です。また、そもそもビジネスモデルを「変えよう」という意思決定がなされなければいけません。その意思決定というところがまず大きな難関で、特に日本の場合トップダウンで一気にGo!というよりも、すり合わせで色々徐々に決めていくというような傾向が強いですから、そこをクリアするのがなかなか骨だったりしますね。

    その点、ディズニーでは顧客体験をガラリと変えるソリューションを、これだけの金と時間(と相当な労力、ワークロード)を投じてやり切りました。素直に凄いなぁと思います。

    なお、このディズニーのIoT、ビッグデータの活用は様々な分野の企業の注目を集めているようで、航空会社やスポーツ関連企業などから問い合わせが既にあるそうです。今のところ園内のみで利用可能とのことですが、今後はライセンス供与などが検討される模様。

    これがあるならディズニーランド行ってもいいかな。
    ではまた。

    このエントリーをはてなブックマークに追加
    はてなブックマーク - ディズニーが10億ドル投資 サービス業に広がるIoT – 日本経済新聞
    Share on Facebook
    Post to Google Buzz
    Bookmark this on Yahoo Bookmark
    Share on LinkedIn

    コメントを残す

    メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です