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M2M/IoTの情報プラットフォーム

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日経BP社の木村岳史氏がIoTに関する論評を書くようになってきた

木村岳史氏は、元日経コンピュータの編集長で、現在は日経BP社のITproというサイトでIT業界に関する記事を精力的に記載しているライターである。私も、ITベンダーや各企業の情報システム部の状況を把握するために、木村氏の記事を参考にさせていただいている。

さて、これまでは狭い意味でのIT業界への論評が多かった木村氏だが、ここ最近になってIoTに関する論評を多く発表するようになった。たとえばちょっと前のものだが以下の記事が非常におもしろかった。

焦点を読む-コマツがライバルに勝った理由 IoTは経営者の意思で決まる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/531236/090100032/

記事としては、コマツにおいて社長の坂根氏がKOMTRAXを全機種搭載することを決断したことを事例として、IoTシステムの導入には経営者の決断が不可欠であることを述べた文であり、私の「M2M講座」をお読みいただいている読者の方にはおなじみの内容のものなのだが、この記事の後半には、日本における多くの企業の意思決定について疑問を呈した以下の文章が載っている。
『IoTのメリットは理解できても、収益面でどのようなインパクトがあるかを判断できず、導入に踏み出せない』
『IoTに関心があっても、それどころか今サービスに実施する必要があっても、いつまで経っても意思決定ができない』
私も生活の糧を得るための本業においてはM2Mの営業やシステム構築支援を行なっているのであるが、この活動において感じる実感としては、この指摘は非常に共感できるのである。まさにこれ!と声を大にして言いたい。

また、その後に発表された、情報システムの業界団体の会長との対談(下記)においても、IoTの導入と経営判断の問題に言及している。
[1]米国発のデジタル革命、日本のSIerの死滅は近い
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/15/090300212/090300002/?ST=management&P=1

記事より:
『IoTのような新しい取り組みは、目先はコストアップ要因になる。「すぐ利益を出さなくてもいいからやれ」と言えるのは、経営者しかいない。経営者がITを全く分からないのでは、判断もできない。』

これらの記事のように、日本の多くの経営者のIoTの導入に対する低さを指摘する木村氏の存在は、われわれM2M業界に生きる人間にとっても非常にありがたいものである。木村氏が今後もIoTの問題にもビシビシと極論暴論を投げかけていただくことを期待しつつ、この文章の終わりとしたい。

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