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2016年IoT予測(第二弾) – スマートホーム

さて2016年予測第二弾です。今回はスマートホームに関して。

ソース: 2016 predictions for IoT and smart homes

前回のエントリーでは、IoTは活用フェーズに入りその上でどうリスクに対応するかという段階に来ているとまとめました。2016年のスマートホーム動向についても論調は同じで、いかに導入するかというより、導入した上でどう活用するかというフェーズになりそうです。ですよねぇ。そろそろ本気出さないと。

2016年のスマートホーム市場を4つの側面から予測しています。早速見ていきましょう。
1. 「データ」の扱いが大きく変わる
2. スマートホームを提供するブランドは「ぜいたく品」から「家庭用」ブランドに
3. ソフトウェアの存在感が増す
4. やっぱりセキュリティ

1. 「データ」の扱いが大きく変わる
スマートホーム黎明期には、今ほどデータへのアクセスはかないませんでした。しかし今日ではユーザーの行動や好み、実現したいことなど大量のデータにアクセスすることが可能になりました。IoTを提供する企業はこういったデータを整理して適切なアラートや「気付き」を提供することになるでしょう。

様々な機器が繋がることで、ユーザーは情報過多な状態に陥るため、IoTプロバイダーは情報の整理、優先順位付け、簡素化などを施した上で、適切なインテリジェンスを提供する必要があります。

何がユーザーにとって重要なのか?いつ提供すべきか?どのように共有されるべきか?こういったことがユーザー経験の向上のため重要な要素になります。

2. スマートホームを提供するブランドは「ぜいたく品」から「家庭用」ブランドに
スマートホームのアーリーアダプターはある意味「オタク」でしたが、2016年にはその裾野はより一般に広がっていくでしょう。

2015年のスマートホームのアプローチは、より上質、拡張版、上位版の製品といったようなものでした。Googleに買収されたNestを始め、Ecobee、August、Ringなどといったスマートホームプレイヤーは、2016年には「カッコいいけど別にいらないよね」という製品カテゴリーから、「家庭向け」のフツーのブランドとして展開していくことでしょう。

実際アメリカ人の68%は、スマートホームはこの10年以内にスマホ並みに普及すると見ています。

家は一生のうちで最も大きな買い物の一つです。収入の大体3分の1が家にかかると言われています(米国の場合)。スマートホーム製品は、時間、エネルギー、そしてお金の節約になると謳われていて、利用者の45%が年間大体13万円くらいの節約になると言っています。そして87%がスマートホームで色々楽になったと言います。「ぜいたく品」から「コモディティ」という流れが、2016年から進むでしょう。

3. ソフトウェアの存在感が増す
これまでのスマートホームはある意味ハードウェア主導でした。冷蔵庫にしろサーモスタットにしろ、スマート化するには最先端のモノを揃える必要がありました(「コネクテッド化」するにはもちろんハードが対応している必要はありますが)。

しかしハードウェアはある意味かなりラインナップも揃ってきた今、IoT企業はソフトウェアにより注力を始めています。より高度で先読みのできるソフトウェアが必要とされています。

これまでよりも成熟した2016年のスマートホーム市場では、これまで予想もしなかったような技術が生まれるでしょう。そのたびにハードウェアを揃えていては堪ったもんじゃありませんから、IoTプレイヤーはソフトウェアで機能の拡充を図ります。これは自動車のテスラとよく似た構図ですね。ソフトのアップデート毎に自動運転などの機能が追加されていくアレです。

ハードが優れているだけではダメで、それを補完するソフトウェアを充実させることがマストです。

4. やっぱりセキュリティ
71%のユーザーがスマートホーム化することで個人情報の漏えい繋がるんじゃないかと懸念しています。実際、スマートホーム化するコストよりもセキュリティに対する不安のほうが大きいといいます。

より多くのモノが繋がればそれだけ情報の漏洩に繋がる危険性が高まるのは自然な流れですし、さらに言うと自分の情報がIoT企業に渡ってしまうのが、このスマートホーム化だと言えます。つまりIoT企業はこれまで以上にユーザーの情報は安全に守られていると保証しなければなりません。

しかしセキュリティって結構難しいしややこしいです。IoTベンダーは強固なセキュリティを実装した上で、さらにユーザーに対していかに安全か、データが外部からの攻撃にどれだけしっかり守られているのか、丁寧な説明をして理解してもらうことが重要です。ユーザーの不安を払拭することが、2016年のスマートホーム市場ではキーになるでしょう。

ということでした。
どうやらスマートホームで生活が便利になる事は確からしいので、あとはみんな安心して使えるようなものであることがしっかり理解されれば、普及することは間違いないでしょう。

日本では誰が中心になって普及を進めるのか注目したいですね。既存の大手家電メーカーには期待できそうにないので、アケルンみたいにとんがったベンチャーが出てくるんだろうな、きっと。

ではまた。

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