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書評:アップルを超えるイノベーションを起こす IoT時代の「ものづくり」経営戦略

たまには書評でもしてみようか。

こんな本を読みました。その名も「アップルを超えるイノベーションを起こす IoT時代の「ものづくり」経営戦略」

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それはそれとして、買ってもらうためにはいいコメント書かなきゃなんですが、ちょっと厳しいかな。「IoT」の読み物としては物足りないというか、IoTほとんど関係ありません。著者はIBMで帝王学を叩きこまれ、その後SAPジャパンの社長を務め、今は東京理科大の理事長をされている中根氏。間違いなくプロ経営者のど真ん中を突っ走ってこられた一流の方です。そしてIoTに関しては恐らく経験は無いに等しいと思われます。

内容はご自身の自伝的なものであったり、日本企業に一般的に足りない部分への指摘やアドバイスなどが中心。IoTというよりむしろ軽い経営学的読み物と言って差し支えないかと思います。その意味ではまぁ面白いかもしれませんが、IoTと結びつけた日本の「ものづくり経営戦略」を知りたいと思って読むと、期待はずれです。

かいつまんで言うと、日本にはいわゆるプラットフォーム戦略が無い。一方アップルやGoogle、MSなどはしっかりとしたプラットフォーム(OS、iTunesなどなど)を中心としたソフトウェア・ドリブンな戦略を取って、大きく成長し世界市場を席巻しましたと。そしてこれからはハードとソフトを融合させることが重要ですよというような内容です。あんまりIoT時代のものづくり戦略っぽくない。

まぁAppleのiPhone、iPodだとか GoogleのAndroidだとか、IoTであると言われれば広い意味でYesですが、IoTど真ん中かというと、そうではないですよね。プラットフォーム戦略についても、IoTの視点から見るとちょっとぼんやりしています。

あとは日本の人事制度への批判とかご自身の華麗な経歴の披露など、まぁ読み物としてはそれなりに面白くは仕上がっていますが、(くどいようですが)IoTの読み物としては落第です。

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