スーパーボール視聴者がIoTと出会った! – MediaPost
去る5日、アメリカでスーパーボールが開催されましたね。
スーパーボールと言ってもピンと来ない方もいらっしゃるかと思います。要はアメフトの大会です。何か凄いやつです。
僕もよく知りません。
しかしこの数字を見れば、どれだけ凄いか想像がつくかもしれません。
・30秒のテレビコマーシャルが500万ドル(5億8千万くらい)
つまり1秒1933万円。ひえーーー。
・全米で1億人以上が視聴
・昨年フォルクスワーゲンのCMはYouTubeで6300万回以上再生されている
ちょっと想像を超えていますね。
そんな異次元のCM枠に、なんとAmazonのEchoが紹介されました。Alexaという、言ってみればAmazon版Siriを搭載した、スマートIoTデバイスです。そのCMがこちら。

ソース: Super Bowl Viewers Meet The Internet Of Things 02/08/2016
おお、これは!IoTが一気に身近になったんじゃないでしょうか。
このデバイスはユーザーが音声で様々な機器をコントロールできるようにするための、いわばスマートデバイスです。
IoTというものは、まだまだ一般には知られていません。しかしAmazonは誰でも知ってます。そのAmazonが家の中のモノとの関わり方を変える何かを、スーパーボールのCMで見せたというのは、もの凄いことかもしれません。
CMでは音楽を止めてみたり、電気を付けてみたり、質問に答えて見せてくれたりします。
このCMで音楽を止めろと話しているのは、Alec Baldwin というアメリカの俳優。90年台半ばまで主役級だったようですが、オスカー受賞経験などはなく、最近は脇役に回ることが多くなり、体重もかなり増えてきているそうです。(ウィキより)。
そしてスナックコーナーの男性は Dan Marino というアメフトの元有名選手。スーパーボールには一度だけ出場したことがありますが、優勝経験はなし(こちらもウィキより)。
CMでは互いに Alexa に対して
「Dan Marinoはチャンピオンシップ獲ったことある?」
「Alec Baldwinのオスカー受賞は?」
と訪ねます。Alexaはそれに対して冷徹に「ありません」と答えるという内容。
多分ポイントは、色んなモノに繋がってコントロールできるのはもちろん、通常の話し言葉とスピードでAlexaは対応できるということでしょうか。
さすがの仕上がり。
これで一気に「スマートホーム」化が進むか?少なくとも米国民のかなりの層に、あぁこんなことできるんだという印象を与えることには成功したでしょうね。IoTと呼ぶかどうかはともかく。今後のEchoの売上、非常に気になる。
ではまた。