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LinuxのIoT向け組み込みリアルタイムOS、Zephyr参上 – TechRepublic

これはちょっと面白い動きかな。

ソース: Linux Foundation announces Zephyr Project, an open source IoT operating system – TechRepublic

LinuxファンデーションがオープンソースのIoTオペレーティング・システムをリリースしました。Zephyr(ゼファーと発音)。

日本語でも紹介されているので、リンクしておきます。

Linux FoundationがIoT向けリアルタイムOS開発プロジェクト「Zephyr」発表–その可能性

上記ZDNet Japanの日本語サイトは、ソースを日本語訳したものですから、ZDNetの記事を読んでもらえれば大体こんなもんかというイメージは持てるかと思います。がしかし。

Linuxファンデーションだからでしょうか、その紹介が技術寄りになりすぎているきらいが少しあるかな。イマイチどういう風に使えばスゴいことになるのか分かりづらいかもしれません。

スマートホームとか、あるいはスマート家電とか、IoTによってもたらされるかもしれない素敵な生活が盛んに喧伝されています。だけどよく考えてみてください。皆さんが使っている家電って、それぞれメーカーはそれぞれバラバラじゃないですか?うちの場合、冷蔵庫は東芝、テレビはシャープ、どちらも先が見えない雰囲気ですが、それは置いといてBluerayレコーダーはパナです(パイオニアのDVDが先日壊れたので新しいの買いました)。掃除機はルンバ。エアコンはダイキンとパナ。洗濯機は…サンヨーだったか。こんな感じで種々取り揃えております。

これらをいわゆるスマートホームの機能の一部として取り込もうとしても、メーカーがバラバラですから統合するのが大変困難であることは想像に難くないですね。それを実現させるには多分二つ方法があります。一つはレイヤーをもう一つ重ねてメーカーの違いを吸収するハブというかゲートウェイみたいなものを用意すること。もう一つは、Zephyrのような機器に仕込むOSを統一することだと思います。

前者のアプローチは、Samsungなんかが既にやっていますね。SmartThingsというIoTプラットフォームで家電メーカーの違いを吸収して統合的にコントロールできるってやつですが、今どうなってんでしょうね。これ、既存の家電メーカーに対する要求とか変更は一切なく、レイヤーを一枚上に噛ませて、色々実現するという思想です。つまりエンドユーザーに直接アピールするものといってもいいですかね。

一方Linuxがやろうとしているのは後者で、アライアンス対象は多分家電メーカーとかセンサーメーカーとか、いわゆるOEM (Original Equipment Manufacture)です。B2Bのビジネスアライアンスとかエコシステムを構築するという方向だと思います。Linux自体は様々なIoTゲートウェイなどでも既に実績もありますし、事実上デファクトOSと言ってもいいでしょうから、間口は広いかもしれないですね。メーカーはZephyrを利用してデータを簡単にクラウドなりに上げられる仕組みを持たせることが可能になるわけです。IoT Ready のデバイスを簡単に作れると。しかもインターオペラブルである。

こうしてみると、Zephyrってなかなか良さそうですね。
ちょっと気になるのは、どこに上げるのかという点。その辺は多分Amazon IoTとかその他様々なクラウドへの接続性は確保されていて、「ユーザー次第」ということなんでしょうね、きっと。

有り体に言えば「組み込みリアルタイムOS」なわけですが、デバイスのフットプリントとか処理能力が限られたIoTデバイスの環境で動かせるというのが売りということでしょうね。これまでLinuxが培ってきた組み込み環境での実績を引っさげて、IoTの分野でもデファクトOSになるのか。注目したいと思います。

ではまた。

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