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M2M/IoTの情報プラットフォーム

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M2M講座 第16回 – IoTのトレンドを解説する (1)

みなさん、こんにちは。M2M Masterです。
今回から新シリーズとなりまして、最近の流行語となっているIoTやIndustrie 4.0、Industrial Internetなどの擁護に象徴される新しい動きについて、既存のM2M的なビジネスにどのような影響を与えるかという視点から解説していきたいと考えます。

前回の講座はこちらになります。
また、M2M講座の目次はこちらになります。

今回から数回は、まずIndustrie 4.0について解説していきたいと考えています。私は2015年10月15日に開催された日経ビジネス主催の「インダストリー4.0 Summit」を聴講して、多くの知見を得ることができました。今回は、この知見などに基づいて解説を行いたいと思っています。

4.1 Industrie 4.0とはなにか

Industrie 4.0とは、ドイツ政府が提唱するコンセプトであり、IoTに代表される情報通信系のテクノロジーを用いて、多品種少量の生産をより高効率低コストで実現する方策を提唱しているというものである。

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第15回 – M2Mシステムが生み出す価値を考察する (7)

みなさん、こんにちは。M2M Masterです。
M2Mのシステムが生み出す「情報の価値」や、その「情報の価値」が企業の活動における活用方法などを記載していくシリーズの第7回目をお送りいたします。
前回の講座はこちらになります。
また、M2M講座の目次はこちらになります。
前回までの講座にて、M2Mのシステムを用いることによりリアルタイム情報から価値を取り出すことが可能であるし、また蓄積情報からも価値を取り出すことが可能であることを説明した。この講座においては、これを「データ二毛作」と名づけ、M2Mシステムから価値をより多く取り出す方法として提唱することとしたい。
3.6 M2Mシステムで実現する「データ二毛作」
3.6.1「データ二毛作」の基本コンセプト
 これまでの口座で、ひとつのM2Mシステムから得られるデータの利用方法として、以下の2つがあることを説明してきた。
A: リアルタイムな情報の利用によるオペレーションの効率化や人員配置の最適化(無人化を含む)という、システムの稼働開始からすぐに直接的に得られる価値
B: 複数の機体から継続的にデータを蓄積し、その蓄積されたデータの分析により生み出される価値

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またも木村岳史氏の記事を紹介します

先日、日経ITproに掲載された木村岳史氏の記事についての解説を書きましたが、木村氏はその後も非常に参考になる記事を書かれていますので、今回は木村氏の別の記事を紹介させていただきます。
(前回の木村氏に関する書き込みはこちら

さて、今回の記事は、こちらである。
『金融機関や製造業のダメIT部門と一緒にして申し訳ない!』
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/463805/092400053/

記事の内容を要約すると、
1. 木村氏はこれまで企業のIT部門の後進性を常々指摘してきたが、実際には流通サービス系の企業のIT部門にはそれは当てはまらず、非常に優秀である。
2. しかし以前は、流通サービス系の企業のIT部門は、常々批判の対象としている金融機関や製造業のIT部門よりもさらにレベルは低かった。
3. これが大きく変わったのは、店舗にPOSが導入されるようになってからである。POSシステムが生み出す大量のデータを短時間に処理して、有効なビジネス情報を提供するというミッションに対応するため、流通サービス系の企業のIT部門の能力は飛躍的に向上した。
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日経BP社の木村岳史氏がIoTに関する論評を書くようになってきた

木村岳史氏は、元日経コンピュータの編集長で、現在は日経BP社のITproというサイトでIT業界に関する記事を精力的に記載しているライターである。私も、ITベンダーや各企業の情報システム部の状況を把握するために、木村氏の記事を参考にさせていただいている。

さて、これまでは狭い意味でのIT業界への論評が多かった木村氏だが、ここ最近になってIoTに関する論評を多く発表するようになった。たとえばちょっと前のものだが以下の記事が非常におもしろかった。

焦点を読む-コマツがライバルに勝った理由 IoTは経営者の意思で決まる
http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/531236/090100032/

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第14回 – M2Mシステムが生み出す価値を考察する (6)

みなさん、こんにちは。M2M Masterです。
M2Mのシステムが生み出す「情報の価値」や、その「情報の価値」が企業の活動における活用方法などを記載していくシリーズの第6回目をお送りいたします。

前回の講座はこちらになります。
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前回はM2Mにて得られるリアルタイム情報から価値を取り出す方法について記載した。今回は、M2Mシステムによって作り出される蓄積情報から価値を取り出す方法について考察したい。

3.5 M2Mによって作り出される蓄積情報から価値を取り出す方法について
3.5.1 蓄積情報から価値を取り出す手法の基本的な考え方
蓄積情報から価値を取り出す方法の基本は、蓄積情報の中に含まれる何らかの「パターン」を見つけ出し、その「パターン」が発生した後に起こる「次の事象」を予測するという手法にある。すなわち、蓄積情報から取り出される価値というのは、データの中にあらわれる「パターン」と「次の事象」の「法則性」ということになる。価値そのものというよりは、価値を生み出すための方法であり、その方法が価値を持っているということで、ようするに「価値を取り出す方法としての価値」であるわけだ。
(数学などの学問の世界で「超××」とか「メタ××」などと呼ばれる概念を想起させる。たとえば超数学といえば、数学という学問自体を研究対象とする数学のことである。) …続きを読む «第14回 – M2Mシステムが生み出す価値を考察する (6)»